「データプライバシーデー」とは、プライバシーの尊重とデータの保護への信頼を確保することをテーマとして行われている国際的な取り組みです。毎年1月28日に開催されています。
その活動は、アメリカとカナダで2007年の秋に始まりました。
当時はアメリカでフェイスブックが全米に広まったばかりで、SNSを使う人が増えている時期でした。誰もが自分の情報をネット上に気軽に発信できるようになり、見知らぬ人々とつながりを持てるようになりました。
そのような新しいネットワークが広がると、個人のプライバシーが流出する恐れも出てきます。特に10代など、若い人々のプライバシーの侵害が起こる可能性がありました。
しかし、オンラインでプライバシーを守る方法に関するティーンエージャー向けの情報はあまりなかったため、10代の若者向けの教育活動として、「データプライバシーデー」がスタートしました。
日本では、2010年に「データプライバシーデー・ジャパン実行委員会」が設立されています。
現在では、アメリカ、カナダ、欧州の各国など、47カ国で開催され、あらゆる人々がプライバシーとデータ保護により良く取り組めるようになるために、様々な活動が行われています。
■SNS等のプライバシー設定を見直してみましょう
2020年のデータプライバシーデーを機に、自分が利用しているSNS等のプライバシー設定を見直してみませんか。
フェイスブックやインスタグラム、ツイッター、グーグルなど、多くの方がアカウントを作って利用されています。
普段使っているときはあまり意識することは少ないかもしれませんが、プライバシー設定を適切に使うことで、望まない相手にまで自分の情報を見られたりすることを防ぐことができます。
各サービスとも10分程度で確認できますので、主要なサービスのプライバシー設定だけでもをぜひ見直してみてください。
・グーグル
SNSが広まる中で若い方向けの教育活動として始まり、今は活動の幅も開催国も大きく広がっている「データプライバシーデー」。
「データプライバシーデー・ジャパン実行委員会」では、この活動に賛同いただける事業者様を常に募集しており、多くのご賛同をいただいております。特に2019年は多くの事業者様にご賛同いただいた一年となりました。賛同事業者とその取り組みの一例をご紹介しておりますのでご覧ください。
さて、2020年代に入る今年は、初心に立ち返り、SNSを利用する方に気を付けていただきたいポイントをコラムにまとめております。ぜひご覧ください。