• Data Privacy Day Japan

DPD コラム

プライバシーポリシーはしっかり確認しましょう

会員制のWEBサイトやアプリ等、自分の個人情報を入力してから利用するサービスが私たちの周りにはあふれています。そういったサービスを利用することが当たり前になって、なにも気にせずに自分の個人情報を入力しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、報道等されているように、企業からの個人情報の漏えい事故がたびたび起こっています。もし個人情報を入力した企業から個人情報が漏えいしたら、予期しない被害を受けてしまう可能性もあります。

 

また、もしも普通の企業になりすました悪質なWEBサイトやアプリに個人情報を入力してしまったら、あなたの個人情報が悪用されてしまうかもしれません。

 

言われるがままに個人情報を入力するのではなく、WEBサイトやアプリが信用できるのかどうか、一度立ち止まって考えることが必要です。

 

それでは、WEBサイトやアプリが信用できるかどうかは、どのように確認すればよいのでしょうか。まず見ておきたいのは、WEBサイトやアプリに掲載されているプライバシーポリシーになるかと思います。

 

プライバシーポリシーには、WEBサイトやアプリを運営している企業の情報や、入力された個人情報がなんのために使われるのか(個人情報の利用目的)等が記載されているはずです。

 

そういった情報についてすぐに見れるようにしておくことは個人情報保護法でも求められている企業の義務になっていますので、まずはプライバシーの有無について確認しましょう。

 

プライバシーポリシーで確認するポイントの例

プライバシーポリシーに書かれている内容で、特に確認しておきたい点は以下のような点になるかと思います。

 

WEBサイトやアプリの運営企業

最初に確認するべき項目と言えます。もしもプライバシーポリシーに記載が無い場合は、ECサイト等でしたら、特定商取引法に基づく表記という文章を探してみましょう。偽のサイト等の場合、住所と郵便番号、電話番号の組み合わせがでたらめになっているようなこともあります。もしもWEBサイトを見ていて少しでもおかしいと感じる点があったら、まず確認するべき項目になると思います。

 

個人情報の利用目的

入力した個人情報がどんなことに使われるのかということも非常に重要です。それが利用目的という項目です。そちらを読んでみて、どんなことに使われるのか想像でき、納得できることを確かめてみてください。あまりに抽象的で実際にどんなことに使われるのかが分からなかったり、余計なことにまで使われるようでしたら、個人情報を入力する前に考え直した方がよいかもしれません。

 

個人情報の安全管理措置

入力された個人情報が漏えい等しないように、運営企業には漏えい等が起こらないように安全管理措置を実施することが義務づけられています。安全管理措置の内容が書かれているかどうかも確認してみましょう。書かれている内容が少なかったりする場合は運営企業に問合せることも可能です。また、企業が情報をどのように守るかについて、情報セキュリティポリシーといった文章を公開している企業もあります。そういった文章がないかも合わせて確認してみましょう。

 

個人情報の第三者提供の有無

入力した個人情報は、運営企業から他の企業等に渡されることもあります。それが第三者提供です。第三者提供する場合は、企業は皆さんにそれを伝えた上で同意ボタンへのチェックなどをしてもらう義務があります。第三者提供がされるのかどうかはしっかりと事前に確認しておくようにしましょう。

 

個人情報に関する問合せ先

入力した個人情報についての問合せや苦情、情報の訂正や削除についての請求に関する連絡先も企業は伝える必要があります。そういった項目についても記載があるか確認しておきましょう。

 

以上、プライバシーポリシーについて確認しておくべきポイントの例をご紹介しました。ぜひ参考にしていただき、より安全にインターネットでのサービスを利用してもらえればと思います。